土曜日担当

オシャレ番長PT武田修二の、

~メンタル&ボディコンディショニングコラム~20

 

 

こんにちは(^_^)

 

 

前回のコラムでは、

on elbowになるために

注目するべきポイントは

3つあるとお伝えしました。

 

 

おさらいのため、以下にもう一度記載します。

 

 

①体幹の回転軸と回転起動を見る

②胸郭の柔軟性、体幹の側屈・回旋、肩甲骨の外転可動域を見る

③前鋸筋と外腹斜筋、内腹斜筋の筋活動の連動性を見る

 

 

前回は①についてしか伝えなかったので、

今回は②、③についてお話していこうと思います。

 

 

②についてはそのままの通りですね。

これは①の回転軌道に乗っていくために、

体幹の側屈、回旋(ここに胸郭の柔軟性も

含まれますね)が同時に引き起こされるためです。

 

 

またこの際肩甲骨の外転可動域が足りないと、

寝返りの時のように肩甲骨を内転し、

伸展パターンに入りやすくなってしまいます。

 

 

そのためこれらの可動域が重要となります。

この話については次回もう少し細かく

説明します。

 

 

今回は③の前鋸筋と外腹斜筋、

内腹斜筋の筋活動の連動性について

お伝えします。

 

 

まずここで念のため前鋸筋と外腹斜筋、

内腹斜筋の起始停止について

おさらいしておきましょう。

(怪しいなー^^;と思ったら、ここで覚えましょう!)

 

 

〈前鋸筋〉

起始:第1~第8ないし第9肋骨の外側面の中央部に付着。

停止:肩甲骨の上角、内側縁、内角に付着。

作用:肩甲骨を前方へ滑らせる。

肩甲骨を上方回旋する。肋骨を挙上する。

 

 

〈外腹斜筋〉

起始:第5~第12肋骨の外面に付着。

停止:腸骨稜の外唇の前半、鼡頚靭帯、

腹直筋鞘前葉らに付着。

作用:体幹を前屈、側屈する。体幹を反対側に回旋する。

 

 

〈内腹斜筋〉

起始:鼡頚靭帯、腸骨稜中間線、胸腰筋膜深葉らに付着。

停止:第10~第12肋骨の下縁、腹直筋鞘に付着。

作用:体幹を屈曲、側屈する。

体幹を同側に回旋する。

 

 

さて、思い出したでしょうか(^_^)?

これを踏まえて以下にon elbowになる際の

これらの筋の連動性について述べていきます。

 

 

まず、on elbowになるために必要な

身体の回転軌道の修正は、

前鋸筋の筋線維の多裂構造を利用しています。

 

 

起き上がりの第1相から2相における

肩甲骨の外転・上方回旋は

主に前鋸筋の上部線維によって行なわれ、

リーチの方向を肩関節の水平内転方向へ

誘導します。

 

 

(これはリーチする上側だけでなく、

下側の受け皿になる側も同様に働きます)

 

 

前鋸筋の上部線維は、

走行が水平方向になっているので、

肩関節の水平内転方向へ

身体の回転軌道を

誘導するのに適しているんです。

 

 

→転がる方向と同じ方向に走行しているから、

運動に適していると覚えておきましょう!

 

 

次に第2相では

上側の肩が下側の肩の上に配列され、

前鋸筋の下部線維の働きが強まります。

 

 

前鋸筋の下部線維は、斜め下方向に走行しており、

身体の回転軌道を下側の上腕骨長軸方向に

誘導するのに適しているんです。

 

 

つまりこの前鋸筋の下部線維の作用が

起き上がり時の身体の回転軌道を変える

きっかけになっているということですね。

 

 

また前鋸筋の下部線維の活動は

外腹斜筋の活動を誘発します。

 

 

これにより体幹の屈曲が強まります。

さらに外腹斜筋の活動は

内腹斜筋の活動を誘発するため、

身体の回転軌道はより屈曲方向へ誘導され、

上腕骨軸上の回転軌道に沿うようになります。

 

 

この前鋸筋の活動から外腹斜筋の活動が

誘発されていき、活動度が高まることで

抗重力屈曲活動が高まり、

on elbowになることを助けます。

 

 

このように前鋸筋の活動による

肩甲骨の外転・上方回旋は

寝返りから起き上がり動作における

運動制御には欠かせない要素です。

 

 

つまり肩甲骨の可動性と安定性が必要ということですね!

 

 

ここについては下記の上肢セミナーで

しっかりと学ぶことができますよ(^-^)/

 

 

そして寝返りや起き上がり時に

上肢の引き込みがある場合は、

引き込みが原因で伸展パターンに

なってしまうなどして

動作を阻害してしまっているため、

まずはそこから優先して治療をしてみて下さい!

 

 

その際は今回話したメカニズムについても

考えながら行ってみてくださいね!

 

 

次回はon elbowになるための肩甲骨の安定化

(今回話した②)についてお話ししていきたいと思います。

 

 

それでは、本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました(*^_^*)

 

 

IAIR東北支部 認定インストラクター
理学療法士 武田 修二

 

 

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