皆さんこんにちは

認定インストラクターの鈴木です。

 

 

前回は、ストレングスモデルという
考え方を紹介しながら、
慢性期、維持期の患者さんとの関わりでは

 

 

セラピストが患者さんに対して
機能的な変化や作業の質の変化を
求めてしまう気持ちや作業の質は
ちょっと置いておいて

 

 

“患者さんがやりたい事を一緒にしてる”

 

 

という実感を患者さんと
共有できることも大切だ。

 

 

という事を書きました。
前回コラムはこちら
↓↓
http://iairtohoku.jp/suzuki291020

さて、今回のコラムではその続きです。

 

 

介護保険の領域だと、
利用者さんの中には通所・入所サービス関係なく
あまり周りと一緒に活動せず、

 

 

他人との交流も控えめで
ソファなどでのんびり過ごしてる方って
居ますよね?

 

 

こうした方って、いつも活動・作業を
している人からは
「あの人は何もしないの?」と言われたり、

 

 

逆に存在自体をあまり意識されない
場合もあります^^;

 

 

私の事業者に通うAさんも
そんな風にソファで過ごす1人です。

 

 

Aさんは身体機能的には
大きな問題がないものの、認知面の問題が
実行機能や覚醒状態・精神的な部分にも
影響している方で、

 

 

午前中の作業時間中は
ソファに座って
のんびりしている事が多いです。

 

 

そこで、私がフロアで関われる時は
Aさんの横にいって、
Aさんが昔から好きだった曲を流すと

 

 

毎回のように
「あ、これは!!(^O^)」
と言って、

 

 

それまで目を閉じて休んでたのに
パッと明るい表情になって、

 

 

立ち上がって手をたたいてリズムを取り、
踊りを踊るようにしながら
とても楽しそうに歌を歌います。

 

 

1・2曲ですが私も一緒になって
楽しく歌ってると
大抵、周りにいる利用者さんも
何人かつられて歌い始めるんで

 

 

作業をしている周りのムードが和んで
ちょっとした小休止になりますし、

 

 

何より、そのタイミングまで
あまり周りに認識されていなかった
Aさんに対して、

 

 

他の利用者さんから
「いいぞ~」なんて声援が出たり、

 

 

Aさん自身も楽しそうに
他の人とおちゃらけたり、
歌った後も

 

 

しばらくニコニコしながら
周りのスタッフや利用者さんと
接し始めたりもします^^

 

 

Aさん、若い頃には色々な
音楽を楽しんでいようで、
今でもかなり幅広く反応してくれるんですよ^^

 

 

 

聴覚伝導路では
内耳蝸牛神経核からの刺激

橋部上オリーブ核

外側毛帯を通って中脳下丘

視床内側膝状体

側頭葉の1次聴覚野

2次聴覚野

周囲の皮質

 

 

といった具合に音。特に音楽刺激は
脳幹を介して辺縁系や皮質の広い領域に
ネットワークが及んでいるので、

 

 

感情や記憶、思考、自律神経など
へのアプローチにもなる!
なんていう情報があるくらいです。

 

 


音楽鑑賞前後の脳の局所血流量については
fMRIで変化も認められているようですが、
詳細な論文データは調べていません。

 

 

例えばこうした関わりに加えて、
昼食時のタオル絞りの
手伝いをして頂くなど、
ほんの数分だけの積み重ねでも

 

 

患者さんのご家族にとっては

 

 

“本人が周りに貢献したり
人生を楽しむことが出来る力と気持ちを
持っている”

 

 

という、ご家族が知っている
「患者さんらしさ」として、
情報になると思います。

 

 

今まで患者さんの大切にしていたこと
今、本当に望んでいることや
今でもしっかり楽しめること

 

 

患者さんを満たす関わり為の
一番大切な情報は、
やはり患者さん自身が反応で教えてくれます。

 

 

正直、我々セラピストが
日々の業務に追われがちになると、
分かっていても実感しにくい
部分になってくるかもしれませんが、

 

 

入所系で業務されている方は
計画書の小集団介入項目や
個別介入項目に入れてみたり、

 

 

実施記録に一筆添えておいた上で
カンファでご家族に報告してもらえるよう
伝達してみて下さい!

 

 

ご家族にとって、
かけがえのない大切な部分が
情報発信できるかもしれませんよ(^^)

 

 

本日はこれまで。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

 

認定インストラクター
作業療法士 鈴木茂寿

 

 

P.S.

こうした“その人らしさ”を
大切にした関わり方を勉強していきたい
セラピストの皆さんには
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