【その人らしさに触れる機能訓練】
皆さんこんにちは!

 

隔週金曜日コラム担当、
IAIR東北認定インストラクター 作業療法士の鈴木茂寿です。

 

今回は、ある入所女性(Aさん)を通して実感した
「機能訓練の目的」
について書いてみました!

 

Aさんは、
身体機能的・認知機能的な2つの面で、
在宅復帰に向けた取り組みが必要な方でした。

 

彼女は個別訓練中、
よく心配事を口にされていました。

 

特に、
不自由になってしまった
片足についての不安が多く、
「こんな事では家で生活するのが怖くなっちゃう」

 

と、話していました・・・・。

 

私としても
彼女の在宅復帰への意欲・希望が
低下してしまわない事を
意識した声掛けを続けていました。

 

家に帰ったら何がしたいか
お話ししてみたり、
彼女の家の近くの
桜の名所の話をしながら、
帰る時期について話したり。

 

そして、話を続けるうちに
「元気な頃は、掃除の仕事をしていた。」
という話題が出てきました。

 

そこで、
段階的にですが、
立位バランスの向上・ご本人の意欲向上

を目的に、

 

窓拭き作業を
訓練内容に追加しました!

 

そして、この訓練を行う前には
「腓骨と立方骨の調整テクニック」
を実施していました!

 

下腿の崩れを修正し、
下肢~骨盤にかけて重心が乗りやすくする事で、
体幹や上肢の自由な動きを
出せるようにする目的です。

 

 

Aさんは、
窓拭き訓練を初めた時は、
「私、できる?」と
何度か心配そうに話していました。
しかし、次第に
「ここだけ綺麗だと、みんな不思議がっちゃうね」
と、満足そうにお話されるようになりました(^^)

 

ある時、私が冗談半分で
「せっかくだから、全部の窓を掃除していきますか?」

と、話したところ、

「え~、出来るかな~・・・」

と、少し自信なさそうに話しながらも、

嬉しそうにしている笑顔が印象的でした。

 

自分らしさ

 

こうした訓練が続いた結果、
彼女の不安は、少しずつですが
確実に減っていきました(^^)

 

お家に帰ってからの
安全な生活に対して、
使命感や責任感に重点を置いて
しまいがちな訓練だけではなく、

 

楽しく、

その人らしい作業をした結果、

ADLが良くなっていく。

 

そんな作業療法らしい視点も活かながら
仕事が続けられるよう、
是非、皆さんと楽しく協力していきたいと思っています!

 

本日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

IAIR東北認定インストラクター 鈴木茂寿

———————————————————————————–
今後のセミナー予定です
———————————————————————————–

[脳卒中片麻痺に対する基盤的治療と評価]
日時:4月29日(祝金)、30日(土)
時間:10:00AM – 16:00PM
対象:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
定員:32名
講師:名久井佑哉(作業療法士、IAIR認定インストラクター)
受講料:17,800(税別) 返金保証付き
詳細、お申込みはこちらから
http://iairtohoku.jp/cva


Comment are closed.