作業療法士、名久井佑哉による、
「なっくんのあるある解決コラム」

 

 

リハビリでは過去から現在まで
「筋力トレーニング」が多く
運動療法として活用されています。

 

 

リハビリ実施計画書でも、
リハビリプログラムに筋力トレーニングが
必ず入っていることも
多いのではないでしょうか。

 

 

ではここで質問です。

 

 

患者さんが筋力トレーニング
(以下筋トレ)を行った後、
筋肉痛が出たとします。

 

 

筋肉痛が出ている患者さんから
「筋肉痛があるけど今日も筋トレしていいの?」
と聞かれたらなんて答えますか?

 

 

A:筋肉痛がでてるってことは
筋肉がつく証拠。
今日もがんばりましょう。

 

 

B:筋肉痛が出てるときは
筋トレお休みにして
違う練習をしましょう。

 

 

私が調べた範囲での答えは、
Bの休んで違う練習を
しましょうが正解です。

 

 

筋肉痛が出ている=筋繊維の損傷が起きている(1)

 

 

という状態であり、
筋肉痛がみられているときは
筋肉の回復に最大3日(個人差あり)
かかるそうです。

 

 


筋肉痛とはこれまで
乳酸の蓄積が原因とされてきましたが、

 

 

現在では
遠心性収縮による筋繊維の損傷から
起こるものと、

 

 

筋繊維内でのATPやアデノシン漏出が
筋内の圧受容器の感度を上昇させる
ことで痛みが出る説が
定説とされています。(3)

 

 

その回復期間中に筋トレをすると
筋肉の再生に対して
回復を遅らせ、
筋肥大も遅らせてしまうのです。(2)

 

 

また、筋肉の回復以外でも
筋肉痛がでている際は、
「筋出力の一時的な低下」が
みられるそうです。(2)

 

 

ということは、
関節可動域も狭まり、
特に重要な股関節周囲筋の
出力も低下して、

 

つまづきなどから
転倒リスクも上がってしまうことが
考えられます。

 

 

このことから、
筋肉痛が出ている際は、
その部位を休ませて

 

 

違う部位の筋トレや
動作練習をすることが
好ましいと考えられます。

 

 

これまで、患者さんが
筋肉痛が出ている時に
筋トレを休みにしていた人も
そうでない人も

 

 

今一度患者さんへの説明や
提案に
参考として頂ければ幸いです。

 

 

本日も最後までありがとうございました。

参考文献:
(1) 野坂和則 筋肉痛の化学.横浜市立大学自然科学系列,54(1-2):51-98
(2) 石道峰典 協働筋切除に伴う過負荷が再生時骨格筋の機能的、形態的特性に及ぼす影響(2003)体力科学,52,241-248
(3)川岡臣昭 川崎医療福祉学会誌 Vol.16 No.2 2006 364-372
IAIR東北支部 認定インストラクター 名久井 佑哉
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