作業療法士、名久井佑哉による、
「なっくんのあるある解決コラム」
No.202の投稿です。 

 

 

あなたの担当する患者さんで
片麻痺による肩関節の亜脱臼がある方は
いるでしょうか?

 

 

どの領域でも一度は
担当されたことがあると思います。

 

 

では、肩関節亜脱臼と言われて
何が思い浮かぶでしょうか?

 

 

大体、

 

 

・弛緩性麻痺
・肩の痛み
・三角巾の着用
・改善が難しい

 

 

などなど

 

 

もし、このコラムを読んでいるあなたが

 

 

「肩関節亜脱臼があれば上肢機能の回復は難しい」
「1・2年目で関わり方が分からない」
「あきらめている」

 

 

などと思っていたら、
この言葉を送ります。

 

 

「あきらめないで!(真矢みき風)」

 

 

はい、おふざけが過ぎました。

 

 

しかし、この言葉
本当にそうだと思って
言っております。

 

 

あきらめずに適切な関わり方が
分かれば、
痛みの軽減だけでなく、
ある程度改善だってできるのです。

 

 

もちろん、特別な道具
(超音波治療器・バイブレーター)は
いりません。

 

 

では、早速アプローチにおける
重要なポイント3つを
お伝えしていきます。

 

 

まずは、亜脱臼について
簡単におさらいです。

 

 

麻痺により肩関節を構成する
肩峰から上腕骨頭の距離が
離れている状態を指し、

 

 

原因としては
肩甲骨周囲筋の低緊張から
アライメント不良となることが
挙げられます。

 

 

通常関節窩は
上方を向いていますが、
肩甲骨周囲筋が弛緩すると
関節窩は下を向くこととなり、

 

 

その状態で
上腕骨が下垂されると
筋・靭帯にストレスがかかり
痛みもみられてきます。

 

 

1つめのポイントとしては

 

 

「ポジショニング」です。

 

 

これはまず行う最優先事項です。

 

 

寝返りで寝ている間に
上肢が身体に
挟まれてしまったり、
 

 

ポジションが悪いと
牽引から筋・靭帯にストレスがかかり
疼痛の原因となります。

 

 

痛みがあればなかなか
改善の為に運動していこうなんて
気力もでません。

 

 

ポジショニング時は背臥位のままで
肩を下ろすと伸展位となってしまう為
中間位をとれるように
タオルやクッションでポジショニングしましょう。

 

 

2つめは、

 

 

「回旋筋腱板(ローテーターカフ)の促通」

 

 

です。

 

 

ローテーターカフは
上腕骨頭を包むように
配置されており、

 

 

上腕骨頭を引き込んで
安定させる働きがある為、
ここが機能しないと改善は図れません。

 

 

特別な器具(EMSなど)や
徒手療法でなくてもいいので、

 

 

疼痛のない範囲で
両手での自動他動運動を
行っていきます。

 

 


ローテーターカフに働きかける為、
サンディングやスリングを
用いて自主的に行ってもらっても
問題ありません。

 

 

ご自宅でテーブルのうえで
行ってもらっても構いません。

 

 

3つめのポイントとしては、

 

 

「大胸筋の筋緊張亢進を整えてから
運動に取り組んでもらう」です。

 

 

弛緩性の麻痺によって
亜脱臼がみられますが、
徐々に筋緊張の亢進が
みられてくると、

 

 

大胸筋の筋緊張が
著名に亢進してきます。

 

 

その状態では
上腕骨頭の前方偏位から
アライメント不良となり、
亜脱臼の改善につながりません。

 

 

ここではセラピストによる
コンディショニングが
重要となってきますが、

 

 

IAIRテクニックをいくつか
活用するだけでも
改善が図れます。
(実際に経験済みです)

 

 

以上の3つのポイントを踏まえて
取り組んで頂ければ、
数か月~1年程で
改善が得られやすいです。

 

 

私の担当する患者さんを
例に挙げると、

 

 

Br.stage上肢Ⅱ・手指Ⅱ・下肢Ⅳ
の状態から、
1年程かかって2・5横指あった
肩関節亜脱臼が全く無くなりました。

 

 

現在は
上肢Ⅳ・手指Ⅲ・下肢Ⅴ
となっております。

 

 

何よりもうれしいのが、
患者さんも意欲が増し、

 

 

ご自宅でもどんどん上肢を補助的に
活用して下さっています。

 

 

(ヨーグルトのふたを
両手で開けることができた!
や洗濯物を
両手でたたんでみた!(^-^)など)

 

 

これらの関りも、
初めからできたわけではありません。

 

 

手順を踏まずに上手くいかず
あきらめていた
自分がずーーーーーーーっと
いましたし、

 

 

IAIRテクニックを学び始めて
すぐにできたわけでも
ありません。

 

 

継続して仮説・検証作業を行うことが
大事ですので、

 

 

あなたも是非、

 

 

「あきらめないで!←」

 

 

本日も最後までありがとうございました。

 

 

IAIR東北支部 認定インストラクター 名久井 佑哉

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