作業療法士、名久井佑哉による、
「なっくんのあるある解決コラム」
No.188の投稿です。

 

 

さて、2月もあとわずかになって
まいりました。

 

 

医療介護報酬同時改定が
まもなくやってきます。

 

 

今回の改定では医療と介護の役割分担を
はっきりとさせつつも、
他職種連携強化が一層必要とされてきます。

 

 

この連携を通して、地域に住む方が
医療・介護が必要な状態になっても
出来るだけ長く住み慣れた地域で
暮らせるようにしようという方針です。

 

 

今回の改定で新しく導入される加算が多くあります。

 

 

介護予防に関しては
・リハビリテーションマネジメント加算
・生活行為向上リハビリテーション実施加算
です。

 

 

「予防」という分野に対しても
自立支援に向けて
意識が高まってきている結果です。

 

 

生活行為向上加算は一定期間の目標を立て、
「卒業」
していくことが前提の加算です。

 

 

この、
「一定期間で卒業できるよう目標設定し、
それを達成していく」
ということ。

 

 

生活行為向上加算を算定できている
老健は少ないのが現状です。

 

 

他職種との連携頻度や
作成書類も細分化・増加していることが
負担となっているからでありますが、

 

 

何より、
「短期間で目標を達成し卒業」
というハードルの高さが挙げられます。

 

 

では、どのように関われば
国の方針に合わせて
「短期間で結果を出す→卒業」
という流れとなるのでしょうか。

 

 

ここで注意したいポイントとしては、
「治療技術をあげる」だけでは
結果を出せないということは覚えておいてください。

 

 

どんなに治療技術が優れていても
リハビリ時間だけの関りだけでは
その効果を維持することは難しく、

 

 

セルフケアや運動量の確保
が必要です。

 

 

つまり
「患者さんがセルフケアを獲得する」ことでも
結果を出すことがとても大事なのです。

 

 

その為には
患者さんにセルフケアでの成功体験を
得てもらうことが必須です。

 

 

患者さんは

 

 

「やっても良くなるか不安」
「お家でもちゃんと一人で出来るか不安」

 

 

と考えてしまいます。

 

 

不安を解消するために
どんなことがポイントになるでしょうか?

 

 

具体的に私が関わる時の例を交えて
説明すると
患者さんと一緒に自主トレ確認する際、

 

 

失敗体験をしないよう
自主トレの中で簡単な工程を一つ
選んで取り組んでもらいます。

 

 

簡単な工程を選んで、
必ず出来るようにします。

 

 

うまく出来たら
しっかりとできている事実を伝え、

 

 

「これひとつでいいので
お家でやってきてください」

 

 

と話し、取り組んでもらいます。

 

 

次回患者さんから
「うまく出来たよ」

 

 

と報告があれば、
また必ず出来る内容で
その続きやその他の
セルフメニューをお伝えします。

 

 

このようにして、
成功体験を積み重ねていくことで

 

 

患者さんが
「ひとりでうまく出来ている」
と思ってもらえることこそ

 

 

「短期間で結果を出し、卒業する」為の
大事なポイントなのです。

 

 

これは、
疼痛に対するセルフケアでも
自主練習としての運動やストレッチでも
一緒です。

 

 

患者さんが不安なく
取り組んでいけることが
セルフケアへとつながり、

 

 

治療技術だけでは
得られない結果へと
つながっていくのです。

 

 

あなたは患者さんに成功体験を得てもらう
関りをしていますか?

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

IAIR東北支部 認定インストラクター
名久井 佑哉
追伸
私がセルフケアのなかでも
多く患者さんへお伝えしているのが
テニスボールを使った、
疼痛に対するセルフケア方法です。
疼痛に対しては
結果が出やすいだけでなく
場所を取らず簡単な方法で
出来る為、よく活用しています。

このセルフケア方法に興味がある方は
以下のセミナーでお伝えしておりますので
要チェックよろしくお願いします!

「短い時間でも結果を出せる
根拠に基づいたOTアプローチ」

【日時】平成30年4月21日(土),22日(日)
10:00〜16:00(昼休憩1時間)
【会場】東京エレクトロンホール宮城 和室403
(仙台市営地下鉄勾当台公園駅より徒歩7分)
【定員】20名
【受講料】15,000円(税抜き)


Comment are closed.