作業療法士、名久井佑哉による、
「なっくんのあるある解決コラム」
No.143の投稿です。

 

 

新年度が始まりました。
新しい部署への異動や逆に異動の方が来たりと
環境が変わりますね。

 

 

患者さんにとっても新しい担当セラピストが
来て環境が変わるタイミングです。

 

 

このタイミングで普段の関わりを見直して、
改善点があれば変えてしまいましょう。

 

 

例えば、リハメニューが
ROM-exやストレッチだけで
終わってしまっていて

 

 

「いつも同じメニューで能力変わんない。。。
そろそろリハプログラム変えたい」

 

 

「ROM-exやストレッチに依存的な患者さんの
リハビリに運動プログラムを加えたい」

 

 

なんて思っていたら、
この新年度を利用して
変えてしまいましょう。

 

 

そこで今回は
「徒手療法に依存的な患者さんに自主練習を
覚えてもらおう」
をテーマに、そのポイントをお伝えします。

 

 

私も、これまで4回の異動がありましたが、
上で挙げたように徒手療法(ROM-exやストレッチ)に
依存している患者さんはどこにいってもいらっしゃいました。

 

 

この原因はいくつかあります。

 

 

例えば

 

 

・リハビリ開始時からずっと同じメニューの為
・セラピストが徒手療法ばかり行い、運動プログラムを患者さんがあまりやってこなかった為
・セラピストも患者さんもはっきりとした目標が無い為

 

 

などであると思います。

 

 

私もこのような徒手療法に依存的な患者さんに
自主練習や運動プログラムを覚えてもらおうとして
成功・失敗どちらもありました。

 

 

失敗例としては

 

 

・特に工夫無くメニューを変えましょうと提案し、
患者さんが怒ってしまった。
・自主練習や運動プログラムを変えることは
できたが、患者さんがそれを長続きできるように
支援できなかった。

 

 

がありました。

 

 

この経験を生かして、
成功するポイントをいくつか
見つけて、現在は上手いくようになりました。

 

 

さあ、肝心のポイントですが
3つありますので、
あなたも参考にして頂ければ幸いです。

 

 

ポイント1
「まずはメニューを変える目的(目標)を
患者さんとしっかり話し合う」

 

 

これは当然のように思えて抜けて
しまいがちなところです。

 

 

さらっと伝えるだけでなく、
しっかりとかしこまって話し合って下さい。

 

 

この話し合う時間があると自主練習を行う目的が
患者さんもセラピストもはっきりしますし、
患者さんが怒らない、変更したメニューが長続きする
という効果があります。

 

 

ポイント2
「簡単すぎるくらいのメニューをまずはひとつから
行ってもらう」

 

 

これは成功体験をもってもらう目的があります。
最初に簡単なハードルにしておくことで、出来た時に
「お、これならできる。続けられる」と
成功体験になります。

 

 

注意したいのは、
本当に簡単な内容にするという所です。

 

 

極端な話、明らかに長続きしなさそうな人や
めんどうくさがりなひとは、
座位で膝の伸展10回とか1日1回やるとか(笑)
でもいいんです。

 

 

無理なく続けられることを1つだけ
これがポイントです。

 

 

ポイント3
「毎回実施状況を確認し、声掛けする」
最初の何回かはリハ中に一緒に確認してください。

 

 

そして毎回実施状況を簡単にでも聞いて

「続けられてますね」
「筋肉つきますね」
「運動する習慣つきましたね」

などできている事実を伝えてあげてください。

 

 

そうすることで患者さんも
続けやすい環境のなかで行うことができます。

 

 

〇イザップとかもトレーナーが
きっとこまめに声掛けしてくれるから
頑張れるんですよね。(笑)

 

 

そして、毎回声掛けすることは
その度に患者さんにとっての
小さな成功体験にもなります。

 

 

さて、これらのポイント3つを抑えれば、
まず怒られたり、患者さんが途中で投げ出してしまう
ことは無くなります。

 

 

リハプログラムを変更したい!
と思っている方は是非お試しください。

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
IAIR認定インストラクター作業療法士 名久井佑哉


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