作業療法士、名久井佑哉による、

「なっくんのあるある解決コラム」 

No97の投稿です。   

 

こんにちは。

本日も特に作業療法士のあなたに

読んで頂きたい内容でお届けします。

 

 

本日のテーマは

「リハビリ時間以外のアプローチについて」です。

 

 

さて、突然ですがあなたはリハビリ時間以外での

アプローチできていますか?

 

 

特に介護保険領域でリハをしている

あなたは、

 

 

「一日にたくさんの人数に関わらなければ

いけないし、リハビリ時間以外ではそんなできてない。」

というふうに思うこともあるでしょう。

 

 

実は私も同じです。

 

 

通所であれば

一日多いところで約15名~20名のリハを、

 

 

入所であれば

短期集中に認知症短期集中を

たくさんはいらなければいけなかったり。

 

 

当然、個別に関わる時間も少なければ、

それ以外で患者さんの状態を確認して

指導や情報収集する時間も少なくなりがちです。

 

 

しかし、個別に関わる時間だけでは

テクニックを行う時間も限られ、

こちらから提供できるものも限られてきます。

 

 

そこで、私リハ時間以外の関わりで

こんなことをしています。

 

・自主練習の指導の工夫(利用時やご自宅でも確実に行えるもの)

・ポジショニング指導の工夫(確実に行えるもの)

・連絡帳を活用しての家族との密な情報収集

・リハ時間以外のフロアでの活動の設定・提案

 

等です。

 

 

どれもこれもリハとして関わってきた項目ですが、

ここが充実させると患者さんへの関わりが

ぐっと充実してきます。

 

 

何より、患者さんへ提案・提供することが明確になり、

患者さん自体も

自発的にいろんなことに取り組んでくれるように

なってきます。

 

 

例えば、通所の方で

上肢の麻痺が強く、

ご自宅でも肩に夜間時痛があり

利用時もやることがなく

困っている方の例を挙げます。

 

 

この方は高次脳機能障害の影響もあり、

集中力がなく、なかなか指導した動作や練習が

ゆっくりと正しく行えずに成果を得にくい方でした。

 

 

この方へのリハビリ時間以外の関わりとしては

まず一日のスケジュール(利用時、ご自宅での生活)を

本人、また連絡帳を通して御家族から情報収集し、

麻痺に対しての自主練習と就寝時のポジショニングを

指導しました。

 

 

指導する際は1週間かけて毎回ひとつのことを

分かりやすくお伝えし、その都度出来たことを

はっきりと誉めました。

 

 

だんだんとそのひとつのことが確実に行えるように

なり、上肢の過剰な屈曲パターンが軽減しました。

またポジショニングも一人で行えるようになり、

夜間時痛がみられなくなりました。

 

 

この少しの成功体験がきっかけで、

患者さん自身も行うことが明確になり、

継続して取り組めるようになりました。

 

 

今ではひとつ、またひとつと

行えることが増え、ご自宅での役割も

獲得できるようになりました。

 

 

この話のなかで重要なことは

 

 

「現状で行えることをひとつ行えるように支援する」

 

 

ということです。

 

 

人の行動を変えるには習慣を変えていくことが大事ですが、

いきなりは習慣を変えられません。

 

 

小さな成功体験をきっかけにひとつずつ

粘り強く関わっていくことで

変化が生まれてきます。

 

 

あなたも、目の前の方への関わりで

行えることがまだ残ってるのではないでしょうか。

 

 

ひとつずつゆっくりと関わる中で

リハ時間以外も充実した関わりにしていきましょう。

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

IAIR認定インストラクター作業療法士 名久井佑哉

 

 

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tohoku@iairjapan.jp

 

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