第165回
【明日から使えるベテランPTの
ワンポイントテクニック】

 

 

前回はちょっと小休止でしたので
今日からまたまた動作分析について。

 

 

座位や立位姿勢を見る際に、
アライメントの他に見て欲しいのが、
重心の位置支持基底面の関係性。

 

 

「基底面に対して、
どの位置に重心があるか?」

 

 
によってバランス反応の出方や、
動作パターンの予測がつきます。

 

 

基本的に、支持基底面の内側
重心があれば転倒はしません。
(物体として倒れないということ)

 

 

物体が倒れるときは、
重心が支持基底面から
外れてしまったとき。

 

 

その際に初めて、
重力を推進力とした回転運動が起き、
地面の方向へ倒れて行きます。

 

 

座位で
「円背姿勢で後方重心のため
後ろへのバランスが悪いです」
というような事聞いたこと
ありますよね?

 

 

これは正確には、
「支持基底面に対して後ろ側に重心があるから」
後ろの方へ倒れる可能性が高い。
ということ。

 

 

もう一つ違った見方をすれば、
いい意味で「後方に動きやすい
ということ。

 

 

動く(倒れる)ためには、
支持基底面から外れた方が
重力を使えるので効率は良いです。

 

 

なので逆にいうと、後方重心の方が
「立ち上がり」をしようとすると、

 

 

支持基底面の後ろ側から前方、
もしくは足部の上まで長い距離
重心を移動させなければならないので、
離殿までの労力が必要です。

 

 

ソファーに座ると、寝っ転がるのは
簡単だけど、立ち上がるときに
「よっこいしょ」となるのは
重心と基底面の関係で十分説明できます。

 

 

ソファーは、背もたれによしかかり
やすくなっているので、
後方重心を助長するような構造
をしています。

 

 

これが「よっこいしょ」の正体(笑)

 

 

後ろ歩きが転びやすいのも、
重心をまっすぐ下ろすと支持基底面の
後ろ側に位置するから。
(矢状面では外果に重心線が落ちる)

 

 

外果から踵までの距離と、外果から
つま先までの距離を比べると、どっちが
短いですか?

 

 

物体としてどっちに動きやすいかは
こんな関係性で決まっています。

 

 

実際の重心の見方はまた次回。

 

 

今日はここまで。

 

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

IAIR北海道地区 認定シニアインストラクター
理学療法士 中嶋 光秀

—————————————-
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