第168回
【明日から使えるベテランPTの
ワンポイントテクニック】

 

 

前回はパーキンソン病のすくみ足
について姿勢と重心の関係から、
紐解きましたが、

 

 

「一歩出ない理由はわかった。
じゃ、どうすればいい??」

 

 

という声が聞こえて来そうなので( ̄▽ ̄)
治療について考えてみましょう。

 

 

前回お伝えした様に、一歩出ない
原因の一つに、静止立位時における、
前傾姿勢による前方重心と、下腿三頭筋
の過度な収縮が挙げられます。

 

 

下腿三頭筋の過度の収縮は、
前方重心に由来しているので、

 

 

単独でストレッチやリリースを
かけても意味がありません。
(可動域制限がある場合は別)

 

 

下腿三頭筋の収縮をoffに
するためには、
前方重心となってしまう要因となる

 

 

上半身重心の位置のコントロール

 

 

が必要になります。

 

 

要するに、骨盤から上をいかに
アップライトにコントロールできるか?
にかかってきます。

 

 

姿勢反射障害を持たれている方
は、往々にして
円背傾向かと思われます。

 

 

神経系の問題で、
体幹の姿勢筋緊張は
低くなっているはずなので、

 

 

そちらの影響でなかなか機能的に
アップライトには
コントロールできないのが現状。

 

 

しかし、病院でリハビリが処方される
ぐらいの方になると、
円背傾向が続いた影響で、

 

 

「筋・骨格系の問題」の方が
メインになってきているはず。

 

 

円背のキッカケは体幹の低緊張。
同姿勢を継続した結果、
筋骨格系の問題も重なっていきます。

 

 

そこで私たちにできることは、

 

 

「筋・骨格系のテクニック」

 

 

見るべき点は、

 

 

屈曲位になっている体幹は、
筋骨格系の影響が強いのか?
神経症状の影響なのか?

 

 

を筋骨格系の治療をすることで
より分けること。

 

 

私がIAIRコンセプトの中で使うテクニック
としては、「骨盤調整」「脊柱テクニック」
をベースにして、

 

 

土台の骨の動きを保証してから、
ポンピングや腸腰筋、横隔膜リリースで
前面筋のリリースをかけます。

 

 

あとは必要に応じて、
小胸筋や肩鎖関節など、
前面の硬さを取る方向で
治療していきます。

 

 

うつ伏せになれる方なら、
積極的に
うつ伏せをチョイスしましょう。

 

 

手段は何でもいいので、まずは
体幹がアップライトになるための
制限因子となっている
筋骨格系の問題
を取り除くことが先決。

 

 

あとは、
いかに踵に荷重できるか?
です。

 

 

踵といっても、
外果の真下よりちょっと後ろに
荷重するぐらいのイメージ。

 

 

「踵」を意識しすぎると、
後方にバランスを崩すので
キューは

 

 

「くるぶしの真下に体重を
かけてください」

 

 

とかでOKです。

 

 

あとはほんの少しだけ
踵に補高をしてみるのも
手の一つ。

 

 

可動域制限がなければ
mm単位での調整になりますし、
踵がすでに浮いているなら
踵がつく高さまで補高を入れます。

 

 

この際注意したいのが、
「踵を踏みに行ける高さなのか?」
と言うことです。

 

 

あくまでも踵を踏みやすくするための
参照点としての役割なので、
高すぎる補高はつま先荷重になって
逆効果になります。

 

 

ここで挙げたのは
一つの例でしかありませんが、

 

 

まずは筋骨格系で解決しなければ
ならない問題は何か?

 

 

にフォーカスすることが
「動ける身体を作る」ことの
第一歩になるかと思われます。

 

 

今日はここまで。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

IAIR北海道地区 認定シニアインストラクター
理学療法士 中嶋 光秀

—————————————-
セミナー情報

【姿勢・動作観察の基本とアプローチへの応用】
札幌会場
日 時:平成30年5月19日(土)20日(日)
時 間:10:00〜16:00(両日)
場 所:札幌産業振興センター
講 師:IAIR認定シニアインストラクター
中嶋 光秀(理学療法士)

対 象:PT、OT、ST
定 員:30名
申し込み&詳細はこちら↓

(HPでは5/12・13になっていますが、
5/19・20に変更になりました)

【生理痛・PMSのメカニズムとセルフコンディショニングセミナーin札幌】

日時:平成30年6月24日(日)
時 間:10:00〜16:00
場 所:札幌産業振興センター
講 師:三浦 恵 (しとやかケア認定講師
IAIR認定インストラクター)
対 象:女性限定。(一般、医療職問わず)
定 員:20名
詳細はコチラ↓

PMS(月経前症候群)生理トラブルのメカニズムとセルフコンディショニング入門


申し込みはこちら↓
https://39auto.biz/gracefulcare/registp.php?pid=7

【受講するなら会員登録がお得】
H30年度より会員外の料金が値上げになります。
ぜひ今のうちにIAIR会員になって、
共に学んでいきましょう。
会員特典↓↓
・認定講座受講料会員優待(会員29,800円、
非会員39,800円)
(※H30年度より適応)
・学会参加の割引(会員は5,000円引き)
・強化学習(再受講)登録可能
(登録料19,800円 ※会員でいる限り有効)
*例:Bクラス1講義1000円で再受講できます。
登録料19800円+12講義×1000円
Bクラス修了者は、計31800円+税で12講義全て
再受講が可能です

・オリジナルヨガマット、Tシャツ会員価格で購入可能
・IAIR認定セミナーを会員価格で受講可能
(10,000円割引)
・有料動画コンテンツ、DVD、IAIR公式サイトでの
コミュニティ参加 (※準備中)
・セミナーの先行予約
・Bクラス、Aクラスでのディプロマ発行
・IAIR認定国際統合リハビリテーション士(IRT)の
受講資格が得られる
・共同研究や学会発表のサポートが受けられる
協会会員登録はコチラ


Comment are closed.