第113回
【明日から使えるベテランPTの
ワンポイントテクニック】

 

 

皆さん、こんにちは。
IAIR東北・北海道支部
認定シニアインストラクター
「ジマさん」こと中嶋 光秀です。

 

 

今日は
仮説検証作業について。

 

 

年度始めのセミナー等で、
よくお話しさせていただく
仮説検証作業。

 

 

「評価」をして
「仮説」を立てて
「仮説に基づく治療」をし、

 

 

「治療結果から考察」し
仮説が正しかったかを
検証する

 

 

この一連の作業、皆さん
毎日の臨床業務で続けている
ことですよね?

 

 

ここで質問。

 

 

この仮説検証作業で
一番重要なのはどれでしょう。

 

 

① 評価
② 仮説
③ 検証作業(治療)
④ 考察

 

 

さあ何番!!

 

 

・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・

 

 

① 評価 と答えたあなた
残念!!

 

 

正解は③検証作業(治療)です。

 

 

って、セミナーに来てる方は
知ってますよね(笑)

 

 

知らない方向けにも解説しますね。

 

 

仮説検証作業の大前提として
「当たり前に治療効果が出る」
ことが挙げられます。

 

 

例えばの歩容の悪い患者さん。

 

 

仮説を
「歩容の悪化は膝屈曲角度の制限が原因
と立てたとします。

 

 

検証作業としては膝ROMexを選択します

 

 

「膝のROMexをすれば、確実に
屈曲90°が130°になる」ので
仮説に基づいて治療を施します。

 

 

「治療効果として膝は130°曲がった」
ので

 

 

仮説通り、歩容に良い変化があれば、
「仮説が証明された」

 

 

歩様の変化がない、もしくは悪化したら
「仮説が間違っていた」

 

 

という解釈になります。

 

 

そのため
「検証作業自体が不完全(膝が110°
までしか曲げられなかった)」

 

 

なら、仮説の証明にはなりません。

 

 

それでも「評価・仮説が一番大事なんだ!!」

 

 

とおっしゃる方もいるかもしれません。

 

 

評価はもちろん大切ですが、
検証作業自体が
確実でない以上は「絵に描いた餅」
でしかありません。

 

 

これは何も臨床の話だけではありません。
研究だっておんなじなんです。

 

 

どんなに先駆的で、斬新な発想でかつ
文献にも裏付けされた仮説でも、

 

 

検証作業(ここでは実験)に
不備があれば、その研究は
研究のテイをなしません。

 

 

研究デザインが悪いと
実験方法が合わなくて
考察に無理が生じたり、
バイアスがかかったり・・・

 

 

ってよく突っ込まれるところですよね?
実験方法ってかなり気を使うところ
のはずです。

 

 

実験が成功するかしないかで
結果が変わってくるので、
まずは実験の精度、再現性を高める
ことが重要になって来ます。

 

 

この実験を「治療」に置き換えたら、
「治療」が一番大事なのがわかる
と思います。

 

 

つまり、精度、再現性が共に高い治療
ができる前提で、仮説を証明できるんです。

 

 

じゃどうやって
治療の「精度・再現性」を
高めるのか?

 

 

いつも言ってる
「目的(正しい方向性)」と
「数稽古」

 

 

治療の練習をしなさいってことです。

 

 

あなたの治療は再現性が高いですか?
精度に自信がありますか?

 

 

私も
何度もセミナーで同じ手技をお伝えしても、
治療精度、再現性に満足はできません。

 

 

回数を重ねるたびに新たな気づきがあり、
奥深さを知ります。

 

 

明日から新年度
新たなことを始めるのもいいですが、

 

 

自分の持っている技術に磨きをかけて
みませんか?

 

 

今日はここまで

 

 

最後まで読んでいただき有難うございます。

 

 

IAIR北海道支部 認定シニアインストラクター
理学療法士 中嶋 光秀

—————————————-
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日時:平成29年5月7日(日)10:00〜16:00
会場;札幌産業振興センター セミナールーム3
講師:中嶋 光秀 (理学療法士)
IAIR認定シニアインストラクター
参加料:16,092円(税込)
定員:20名(対象PT/OT/ST)
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日時:平成29年5月20日(土)10:00〜16:00
会場;札幌産業振興センター セミナールーム3
講師:中嶋 光秀 (理学療法士)
IAIR認定シニアインストラクター
参加料:8,240円(税込)
定員:20名(対象1〜5年目までのPT/OT/ST)
*申し込みはもうしばらくお待ちください

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会場:札幌産業振興センター
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(一社)赤羽総合腰痛研究所 代表理事
参加料:12,852円(税込)
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