第68回
【明日から使えるベテランPTのワンポイントテクニック】 

 

皆さん、こんにちは。

北海道在住IAIR認定インストラクター

「ジマさん」こと中嶋 光秀です。 

 

 

さて、前回は圧のトレースの説明でした。 

 

 

前回の記事はコチラ↓↓
http://iairtohoku.jp/nakajima28050 

 

 

今回は「四肢のプレーシング」について。 

 

 

プレーシングって、脳血管疾患を対象と

する方(特にボバース系の方)には治療

の一環として馴染みがあると思いますが、 

 

 

今回は、「四肢の筋緊張が寝返り

パターンに影響する事を確認する」ための

プレーシングです。 

 

 

まずは言葉の意味から。 

 

 

簡単に言うと、四肢を空間に留めておく、 

もしくはスムーズに四肢を空間で移動

できる能力を指します。 

 

 

例えば、他動で上肢の挙上をします。 

 

 

その際、通常の反応ならその操作に

付き合って一緒に挙上してくれますし、

途中で手を放しても、そのままの位置に

留まることができます。 

 

 

プレーシングではこの正常な反応を基に、

筋緊張を評価します。 

 

 

同様に、他動での上肢挙上を例にします。 

 

 

やり方のポイントは、

【持ち手は下から支えない】こと。

(もたれかかる可能性があるので) 

 

 

①挙上する側の上肢のリスト付近を

母指と示指で挟み込むように持ちます。 

 

 

②若干の牽引をかけながら他動で挙上

させていきます。 

 

 

③正常な筋緊張なら、スムーズで、軽く感じます。

途中で手を放しても空間に留まります。    

 

 

④低緊張なら、操作についてこない、

もしくは挙上はするが腕が重たい。

手を放すと落下するか、一瞬下がってから留まります。 

 

 

⑤失調や過緊張がある場合は、軽くついてきますが、

こちらの操作に先行して動きます。

手を放すと逆に挙上したりします。 

 

 

では、背臥位・寝返りにどう反映するのか? 

 

 

基本的に四肢に低緊張がある側が、頭頸部、

体幹、骨盤の床方方向への回旋要素が強いはずです。 

 

 

かつ、一側に低緊張があれば、動作の時に、

積極的には使わないはずなので、

伸展パターンを使う可能性が高くなります。 

 

 

(屈曲バターンだと、頭頸部の挙上・回旋、

上下肢肢の屈曲内転等を使うため、

筋緊張が低いとやりにくい) 

 

 

プレーシングも慣れないと違いが判らないので、

まずは背臥位で、左右の上肢をリストから

操作して挙上させ、重さを比べることから始めましょう。 

 

 

下肢も同様に。 

 

 

健常者同士でも、全然反応が違って面白いですよ(^^) 

 

 

今日はここまで。 

 

 

次回はいよいよ背臥位編のまとめです。

これで皆さんも背臥位マスター?  

 

 

最後まで読んでいただき有難うございます。 

 

 

IAIR北海道支部 認定インストラクター
理学療法士 中嶋 光秀

PS.ここまで散々同僚の背臥位と寝返りの観察、

トレースとプレーシングを繰り返すと、

同僚の体の特徴が手に取るようにわかってきます。 

 

そうなると、同僚の動きを見た時に

「あ~~ そうなるよね」って思えるようになりますよ。  

 

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