【目で見る姿勢動作分析⑥  姿勢を見る~背臥位・動画編~】


第66回
【明日から使えるベテランPTの ワンポイントテクニック】 

皆さん、こんにちは。

北海道在住IAIR認定インストラクター

「ジマさん」こと中嶋 光秀です。

 

さて、今回はここまでのおさらい

もかねて、動画でご紹介。↓↓

https://youtu.be/_koerVYdOBA

 
① 全体像を見る

② ブロック評価

③ ①②を基に寝返りの予測

(左右どちらが楽か、パターンは?)

④ 実際に寝返りして、感想を聞く

⑤ 予想パターンとのすり合わせ

この5つの手順が大切です。

 

左に寝返り易いと予測した理由としては

① 全体像で

・前額面上ので右凸のCカーブ

(左側屈傾向)

・水平面上で全体的に左が下がってる

(左回旋傾向)

 

既に左に回りやすい傾向になっていますね。

 

動きの傾向はここまででも捉えられるので、

ブロックに行きます。

 
② 上半身のブロック評価(骨盤より上)では

・前額面上、胸郭が左にスウェー気味

・左上肢が右より内転位

・水平面上、肩甲帯・胸郭の左が下がっている

(左回旋傾向)

 

 

上部体幹も左に回旋しやすい傾向ですね。

 

 

上肢が内転位の方が行き易い理由は、

・寝返りは広い背中の支持基底面から

体側の狭い支持基底面に変化して

いく要素もある

 

 

・上肢が外転位だと、行く先の基底面が

広くなり安定しすぎて動くのに力が

必要になる。

 

 

この2点です。

 

③ 骨盤以下のブロック評価では

・骨盤は右に若干スウェー

・骨盤の回旋要素はパッとみ無い。

・右下肢が、左に比べ外旋位

これらから、右下肢の外旋に引っ張られて、

左に寝返る際に骨盤以下が遅れるか、

重さを感じるはず。もしかすると代償として

伸展パタンを使って床を蹴る可能性あり。

 

 

このような予測をしました。

 

 

実際には骨盤以下も比較的スムーズに寝返り

ましたが、可能性的には若干骨盤の左回旋が

見えていなかったか、予測以上に体幹筋に

強さがあったか…。まぁここは憶測です。

 

目で見るだけでもここまでの予想ができます。

 

 

ここにプラス触診として、体圧をトレース

して左右どちらに体圧が偏っているか、

四肢を持ち上げ重さをみて(プレーシング)

筋緊張を見たりすることでより

精度が高まります。

 

 

最初は見慣れませんが、何回も

見ていくうちに、姿勢と動作がマッチ

していきます。

 

 

姿勢を見て、動いてもらうだけで、

「やっぱりそう動くよね」って確信

ができるようになります。

 

動画の中にもありますが元の背臥位姿勢と

寝返り後の背臥位姿勢が同じ傾向でズレが

明確になります。

このように一見姿勢の偏位が少なくても、
動くと左右差が明確になるってことは、
姿勢が動作に影響し、逆に動作が姿勢に
影響を与えているということ。

 

 

背臥位、侮っちゃいけませんよ(^^)

さあもう一度動画を見ながら、確認して

みましょう。↓↓

https://youtu.be/_koerVYdOBA

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただき有難うございます。

 

IAIR北海道支部 認定インストラクター

理学療法士 中嶋 光秀

PS.かなり雑な動画ですが、音声大き目で

みてください

(私のアップだけ音大きいです)

上手く動画が取れるように頑張ります。

得意って方いたら教えて下い(^^:

 

PS2.協力してくれた彼は、2年目の若手。

今も草野球のピッチャーなんですが、

あの寝返り…。

健常人も、片麻痺と

似たような姿勢パターンを持って

るんです。

健常人を見るって、実は

片麻痺を見ることに直結します。

 


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