皆さん、こんにちは♪
認定インストラクターの三浦恵です^^

 

 

日々の臨床の中で「むくみ」が問題となる
患者さん、多いですよね。

 

 

現在、訪問リハビリに勤務していますが、
高齢の方、むくんでいる方とても多いです。

 

 

病院時代でも、術後の浮腫みが取れない、
むくみのせいで感覚が鈍い・・・

 

 

など「むくみ」にまつわる悩みを持っている方、
結構多いのではないかと思います。

 

 

下肢のむくみ、ひどいんだよね。
リハさん、なんとかして!

 

 

なんて看護師さんから相談されたりしますよね。

 

 

で、リハでも結構時間をかけてマッサージして、
ストレッチして、終了後は若干スッキリしてる。

 

 

けど、翌日にはしっかり元のむくみへ(-_-;)

 

 

日中下肢挙上していてもらったり、
頻回に立ち座りをしてもらったり、
足趾や下腿の筋力をつけることで
筋ポンプ作用を働かせたり、

 

 

あの手この手でむくみに対して
アプローチしてるのに全然良くならない。。。

 

 

なんて経験ないですか?

 

 

さて、私の担当している患者さんで
こんな方がいます。

 

 

「両下肢ともむくみがひどい。」

 

 

・高齢の女性です。

・原因不明の体調不良で入院し、退院後から

下肢のむくみが出現。

・やや肥満体型。

・生活や家事は自立していますが、外出はしません。

・日中は椅子に座ってテレビを観ています。

・むくみは朝になると改善しています。

・合併症として、心肥大・腎機能の低下があります。

・下肢静脈瘤や、下肢の整形外科的な

手術経験はなし。

 

 

さて、皆さんならどう判断・評価しますか?

 

 

むくみは疾患由来のものもあります。

 

 

この方も、心肥大、腎機能の低下が
既往としてありますが、

 

 

それぞれ
心肥大は、高血圧や心臓弁膜症などで
心臓に負担があり、
より強い力で血液を送り出そうとするため
心筋が厚くなってしまった状態です。

 

 

結果、心臓の収縮力が弱まり、
下肢静脈血を引っ張り上げられないため
むくみになります。

 

 

腎機能低下は、体内の排出バランスを崩し、
老廃物や不必要な水分が
身体に溜まってしまうため、むくみが出現します。

 

 

この2点も原因として挙げられそうです。

 

 

むくみは朝方には消失しているという事から、
どうやら起立性のむくみでもありそうです。

 

 

日中座っている時間が多く、下肢静脈血が
筋ポンプによって心臓へ運ばれないのですね。

 

 

また、肥満も要因になっていると考えられますね。

 

 

心臓への負担が増えますので、
先ほどの心肥大のような
状況が起きてしまいます。

 

 

さて、原因の仮説が立ちました。

 

 

では、どうやって改善したら良いか?

 

 

この方の下肢、実は
むくんでいるだけではなく、
ガッチガチに硬くなっていたんです。

 

 

「むくみ」と言えば一般的には、
水分を含んだ質感が多いのですが、
この方は「ガチガチのパンパン」という響きが
合うような状態です。

 

 

これ、何が起きているかというと

 

 

“筋や筋膜を含む軟部組織の柔軟性が
低下してるのではないか?”

 

 

ということ。

 

 

どうも、先ほど挙げた理由で
むくんでいるだけではなさそう。

 

 

ではこのガチガチでパンパンの軟部組織を
どうやって緩めて、むくみが改善するには
どうしたら良いのか?!

 

 

下肢のむくみを出現させる大きなポイントは
静脈血とリンパですね。

 

 

この2つは下肢の筋に併走したり絡まるように
上行しています。

 

 

この解剖をもとにこんな仮説が立ちます。

 

 

・骨格のアライメントの崩れ

 

 

→筋長の崩れ(短縮・伸張)によるストレスや血行不良
→筋硬結
→併走・絡んでいる静脈血・リンパ管の流れを阻害
→むくみを助長

 

 

という具合いです。

 

 

つまり、

 

 

“骨格アライメントの崩れが、むくみを助長させている

可能性があるかも”

 

 

ってこと。

 

 

鼡径部は鼡径リンパ節、腹部大動脈・下行大静脈
から分岐した内外腸骨動静脈が大腿動静脈に
移行する部分なので、

 

 

この部分(寛骨や仙腸関節、股関節)の
アライメントが崩れたり、近隣の筋の圧迫を
受けること動静脈・リンパの流れ
が滞ってしまいます。

 

 

しかも、股関節、足関節、脊柱、骨盤も固い固い。

 

 

なので、まず全身の骨格のアライメントを整えました。

 

 

IAIRの脊柱、骨盤、下肢テクニックを使い
骨格のアライメントを調整して、筋に緩みを
作り出します。

 

 

そして、下肢の筋膜のリリース、リンパの流れに
大きく関わる腹部の調整を行いました。

 

 

すると、どうでしょう。

 

 

おー!

 

 

ストレッチ、マッサージは
一切行っていない状態でむくみがだいぶ軽減。

 

 

なにより、ガチガチだった筋がゆる~と緩まって、
ご本人が自分のふくらはぎを触って

 

 

「あら~。あらあらあらあら。」

 

 

と驚いていました(^^)

 

 

ここまで大体15分。

 

 

その後、屋外歩行の時間も
たっぷり残っていましたよ!

 

 

軽くなった足でたくさん歩きました(*^^*)

 

 

というわけで、本日はちょっとした
症例の紹介でした!

 

 

下肢のむくみの対処方で悩んでおられる方の
ご参考になれば幸いです。

 

 

お読みいただきありがとうございました(^^)

 

 

認定インストラクター
理学療法士 三浦恵

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