【患者さんの問題行動って、
誰にとっての問題ですか?
~視点を変える重要性②~】

第43回
【明日から使えるベテランPTの
ワンポイントテクニック】

皆さん、おはようございます。
北海道在住IAIR認定インストラクター、
「ジマさん」こと 中嶋 光秀です。

視点を変えるの第2弾‼
では早速。

 

認知症や、高次脳機能障害がある方で
よく耳にする、

「問題行動」

怒る

易怒性・徘徊・安静度を守れない
等々…。

一般的な病院に勤めている
セラピストなら、一度や二度は頭を
悩ませた経験があるはず。

そんな時、どう対処していますか?

本当は避けたいのですが、やむを得ず
身体抑制や、センサーマット等で対応
することが多いと思います。

ただ、これで一件落着とはなりません。

どんなに抑制しても、センサーマットを
敷いても、患者さんの状況は変わらない。

逆に、興奮が強まったり、寝たきりを
助長して介助量が増えたり…。

そして一向に上向かない患者さんの
状況に、普段接する病棟はイライラ。

セラピストも廃用予防に運動したい
けど、体力がつくと徘徊が増える
かも、

興奮されると対処できない、
こちらの意図を理解できないので
やりたいリハができない等の結果、

積極的に関わることを避けて
しまいがちになります。

ここで視点を変えます

ではいわゆる問題行動。

何が問題なのでしょうか?

はてな 疑問

例えば易怒性のある方。

リハビリ中に急に怒ったり、
看護師が処置に入ると怒ったり
抑制帯を引っ張ったり、柵を
ガンガン蹴ったり。
よくありますよね?

「怒っている事」が問題ではなく、
怒る理由は何なのか?を観察
するんです。

原因は色々あります。

言語のコミュニケーションが上手く
とれないので、何かを訴えている
(トイレ等)

抑制そのものが不快(当然ですが)

明らかにスタッフの対応が悪く、
そのスタッフのみに反応する。

看護師に対してマイナスイメージが
ある(注射等痛い事をされた等)

なんでもよいので、

 

なぜ怒っているのか、

その可能性をたくさん出します。

そして、一つ一つ検証します。

外せる範囲で抑制を緩めたり、
言葉使いや、接する時の表情
を変えてみたり、トイレ等の
訴えを拾うようにしてサインを
見つけたり、思い切って担当
を変えるのも一つ(最終手段)

落ち着いて話をできる方なら、
別のタイミングで理由を聞く等

何か一つ対応を変えてみて、
患者さんがどう変化するかを
診てください。

そして良い反応がでたら、継続する。

人は決して一人では怒りません。

ストップ

必ず、怒りを表す対象があります。

そしてそれは訴えであり、問題行動
ではありません。

【問題行動と捉えているのは、
医療者側の都合に合わないから】

とういうのがほとんどです。

管理の問題はありますが、
往々にして、こちらの都合に
合わない行動をする方は、
「問題行動あり」とレッテルを
張られます。

出来事を出来事として、客観的
にとらえる。そうゆう視点を
育てる必要があります。

【患者さんの問題行動は、
誰にとっての問題ですか?】

この問いを十分考えてみてください。

今日はここまで

最後までお読みいただき有難うございま
した。

IAIR北海道支部 認定インストラクター

理学療法士 中嶋 光秀

PS.患者さんに変化が見られたら、
その先はチームアプローチが必要。
情報共有して、対応を統一すると
お互いストレスなく入院生活が
送れますよ(^^)

*遠慮なくコメントしてくださいね

あなたの悩みや疑問は、皆さんも同じ
はず。共に解決していきましょう‼

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