作業療法士、名久井佑哉による、
「なっくんのあるある解決コラム」
No.148の投稿です。

 

 

さて、GWも終わり一週目の火曜日。
頑張っていきましょう。(笑)

 

 

今回のコラムのポイントはずばり、
「祖父の入院から、ご家族側の気持ちに立つと
改めて見えてくるものがある」です。

 

 

さてGW中のことですが、
祖父が脳梗塞で入院したため、
お休みを頂いてお見舞いに行ってきました。
事前に聞いていた話だと、
JCSⅡ-10、失語あり、
右半側空間無視あり、
上下肢体幹もBr.stage2の車いすレベル、
嚥下障害あり、
要介護5の認定を貰ったようです。

 

 

もともとDMがあり心臓・腎臓も悪く、
透析が必要なであったため、
ついにきてしまったかと思いました。

 

 

病院に向かう車のなかで私は

 

 

「担当のリハはどんな人かな?」
「どんなリハをしているのかな?」

 

 

など、普段は体験しない
患者さんの家族の気持ちに
なっていました。

 

 

いざ着くと
ちょうどリハで離床する所で、
担当PTがいました。

 

 

なんと、私が想像していた
若いリハビリスタッフ像とは違い、
明らかに40~50代のPTです。

 

 

スムーズな誘導で
起居・移乗を済ませた
ベテランさんでした。(笑)(;・∀・)ほっ

 

 

それはさておき、
今回このコラムで述べたい
テーマとなる出来事がありました。

 

 

祖父のキーパーソンであり
毎日お見舞いに来ている祖母と話していた時に
気づいたことがあったのです。

 

 

なんと、祖母は
リハビリの目標や、いま行っている評価・治療の内容、
目的、退院後のリハビリがどうなっていくか

 

 

などについて、
ちゃんとわかっていませんでした^^;

 

 

祖父は1月末に入院し、
退院目安としては
6月末と言われたようなので、

 

 

まるまる6か月居れるようなのですが、
今のタイミングから考えて
残り期間は1カ月半です。

 

 

退院先は透析もできる病院併設の
特養に決まってはいますが、

 

 

私としては、特養に入所すれば
今のように集中的なリハは
行われなくなることや、

 

 

そのうえで
祖母がどういうかかわりを行っていけるか。
などについて話し合い、

 

 

「そろそろ練習していく時期なのでは?」
と思いました。

 

 

例えば祖母が定期的にお見舞いにきた時にでも
簡単にできる麻痺側上下肢のポジショニングや
簡単な拘縮予防、食介の方法などなど。

 

 

回復期でどれだけ良い評価や治療を行っていても、
退院後の長い長い生活で
集中的なリハが行われ無くなれば、
身体機能は落ちます。

 

 

それを見据えて、特養でも定期的に(おそらく毎日)
お見舞いに来る祖母に
少しでも祖父の支援ができるよう

 

 

準備・練習していくことも大事なのでは?
と感じたのです。

 

 

これは回復期から退院して
通所や入所、訪問リハを使い始めた患者さんでも
似たようなことがよくみられます。

 

 

以下がその特徴や問題です。

 

 

・徒手依存が強い。

回復期のリハで退院間際まで患者さんが
受け身なリハをしてきたため、
その後のリハを開始したときに
必要のない徒手に対する依存がみられる。

 

 

・在宅に帰って何を目標に何をすればよいか
分からない。

通所や入所などでは在宅での自立支援が
主目標となるのに、
在宅で行う自主トレやADLでの物品を活用した
方法の指導がなされていない。

 

 

また、リハ目標が家族の理解を事前に得られるよう
話し合われていない。

 

 

これらは、私自身も回復期から通所や入所に
異動したときに考えさせられたことです。

 

 

回復期での集中的なリハも大事ですが、
その後の長い生活に向けて準備していくための
リハ時間も大事だと思います。

 

 

その為、私は祖父のリハ後、
祖母とこれからのことについて話し合い、
さらに担当PTとも話し合いました。

 

 

今後は祖母もただ見ているだけでなく、
指導のもとで積極的に食介やポジショニング、
更衣の介助方法を練習していくことになりました。

 

 

明らかに主任クラスのベテランPTに
話しかけるときは

 

 

「静かにキレられないかな( ;∀;)」
「うるせーと思われないかな(;・∀・)」

 

 

と思いましたが、しっかりと平和に話し合いは
終わりました。 Ε-(´∀`*)ホッ

 

 

この出来事で私は改めて

 

 

「本当の意味で患者さん主体のリハビリをおこなって
いけるよう、忙しくても話し合いの時間はしっかり
取っていこう」

 

 

と感じました。

 

 

このコラムを読んでいるあなたも
もう一度患者さんやご家族になったつもりで、
関わり方を考える良い機会となりますように。

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

IAIR認定インストラクター作業療法士 名久井佑哉

 


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