作業療法士、名久井佑哉による、

「なっくんのあるある解決コラム」

No.101の投稿です。 

 

こんにちは。

本日も臨床で日々悩むあなたに、

解決となるきっかけつくりとなるような

情報をお伝えしていきます!

 

 

本日のテーマは

「患者さんが主体的に

動いてくれる3つのポイントです。」

 

 

いつもストレッチやマッサージみたいなことしかできてない。。。

患者さん、全然自主トレやる気ないや。。。

 

 

ってなんて思っていたら、

是非読んでもらいたい内容です。

 

 

さて、前回・前々回で

・患者さんの「やりたい」を引き出し、目標を共有するポイント

・「やりたい」を引き出す為のコミュニケーションのポイント

を述べてきました。

 

 

これまでお伝えしたことで大事なのは、

「患者さん自身が主体的に考えて

目標に向けて行動できるようになる」

ということなのです。

 

 

では、

「主体的な行動を引き出す」にはどうすればいいか。

 

 

答えは簡単。

 

 

「簡単に出来ることから行う」なんです。

 

 

本当に簡単なことからですよ。

 

 

例えば、麻痺があり、

夜に肩の痛みで目が覚めてしまうので

ゆっくり眠れるようになりたい方がいたとします。

 

 

そして、あなたは以下の方法で改善ができると考えています。

・ポジショニングの獲得

・体位変換の獲得

・入眠前後のセルフストレッチの獲得

 

 

あるあるな目標ですよね?

 

これさえすれば良くなるし、

全部しっかりやってもらおう!

としたいところですが、

 

 

焦ってはだめです。

 

 

これらを一度に行おうとしても

患者さんがすべてを上手く

できるとは限りません。

 

 

そして、この改善策を

患者さんがイメージできているとも

限りません。

 

 

そこで行う関わりとしては、

➀どのようにしたら改善できると思うか考えてもらう

➁考えた改善策のなかからひとつ絞ってもらう

➂その場でできる簡単なこと一つを一緒に考えて取り組んでもらう

 

この3つのポイントが重要なんです。

 

 

先ほどの例で言えば、

➀どのようにしたら改善できると思うか考えてもらう

→患者さん:同じ姿勢をずっととってるのが悪いと思う。

痛くならにような姿勢になれればいいと思う。

 

 

➁考えた改善策のなかからひとつ絞ってもらう

→患者さん: 痛くならないような姿勢を取って眠る。

 

 

➂その場でできる簡単なこと一つを一緒に考えて取り組んでもらう

→患者さん:腕の位置が悪い気がするからどうにかしたい。

→セラピスト:このタオルを下に置けますか?

 

 

この3つのポイントを通して、

まずはポジショニングの獲得から

取り組んでいきます。

 

 

さあ、まだ気は抜けませんよ。

その際にも、失敗体験とならぬようセラピスト側が

難易度を低く設定して提案する必要があります。

 

 

・タオルをそもそも用意・準備できるか?

・タオルをうまく置くことができるか?

・御家族の協力は得られるか?

 

などと考えて、

 

 

患者さん自身が

「絶対に出来る」と言うくらいの

方法で取り組んでもらい、

小さな成功体験をしてもらいます。

 

 

さあ、仕上げです。

 

 

それが出来たら、

すぐに次の工程・段階に進まずに

簡単にできたことを

しばらく行ってもらいます。

 

 

そうすることで自信も付き、

今行えていることが

三日坊主にならずに定着してきます。

 

 

「これ、家で(病室で)やるようになったよ」

と自信を持って言ってもらえたら大成功です。

 

 

[まとめ]

簡単にできるひとつの行動を一緒に考えて

続けて取り組めるように支援する。

 

 

これが大事な第一歩となります。

あなたも

患者さんができる

「簡単な事」から

考えてみましょう。

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

IAIR認定インストラクター作業療法士 名久井佑哉

 

現場での質問等で質問したいことがある方は

下記のアドレスからご相談ください。

tohoku@iairjapan.jp

 

 

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